グループgodが8日午前0時、9年ぶりとなる8thフルアルバム「Chapter8」を公開した。|© sidus HQ |
華麗な帰還だ。9年ぶりのカムバック(ユン・ゲサンの合流まで数えると12年ぶり)に音楽ファンは、感激の涙を流す。
“国民アイドルグループ”god(パク・ジュニョン、ユン・ゲサン、デニー・アン、ソン・ホヨン、キム・テウ)がもっとも「godらしい」音楽を持って帰ってきた。
8日午前0時、godの8thフルアルバム「Chapter8」の音源が、各音楽配信サイトより公開された。5月に発表した『みにくいアヒルの子』と『空色の約束』、これに2曲のインストルメンタルを加え全14曲を収録している。
1番トラックの『5+4+1+5=15』は、末っ子キム・テウのアイデアで作られた。15年間のgodの歴史をありのままで収め、“空色の風船”と始まるイントロがすぎると、1stアルバムから5thアルバムまでのタイトル曲『オモニムケ(お母さんへ)』『愛してる、そして覚えていて』『Lies』『道』『手紙』がまとまって一つの曲に生まれ変わった。
2番目のトラック『普通の日』は、シンガーソングライターのイ・ヒョソクがgodの同名のヒット曲をアレンジした楽曲だ。メンバーらはいい大人になり、過去を回想しながら淡々と自分たちの日常を歌う。原曲はユン・ゲサンがチームを出て4人組として活動した時の曲で、今回ゲサンのパートが新しく加わった。5人が一つになって歌う『普通の日』は、ファンの感性を刺激するに十分だ。
今月1日に公開され、韓国の音楽チャートを掌握した『空色の約束(Sky Blue Promise)』は3番トラックに。4番目は『Saturday Night』だ。この曲はgodの2ndアルバムの収録曲『Friday Night』のアップグレードバージョン。洗練されたグルーブとエレキギター演奏ベースにして、ファンキーな感じをより生かした楽しいダンスナンバーだ。
実力派新人女性ソロのメガン・リー(Megan Lee)は2曲のフィーチャリングに参加しており、5番トラック「おじさんとメガン・リー」は彼女とgodのメンバーらが録音スタジオで自由に会話するところをキャッチしたスキットで、6番トラック「僕たちが生きる物語」になると6人が一緒に声を合わせる。家族の大切さを心温かい歌詞で表現し、感性的なピアノライン、メインボーカルのキム・テウとメガン・リーの歌声がうまく調和されている。
7番トラック『Smile』は雰囲気をがらりと変えて明るい感じの曲にした。アコースティックギターの優しいリフの上に、エレクトリックピアノとクラシックピアノが調和されたクオリティの高いR&Bと仕上げた。
8番『Stand Up』は、多くのアーティストらのプロデュースを務めてきた作曲家のチェ・ギュソンとラドが、ブラックアイド必勝というチーム名でタッグを組んで作ったファンキー・グルーブ。聴いているといつのまにかノリに乗っている楽しい楽曲だ。
godの新曲に実力派女性シンガーソングライターのIUがフィーチャリングを務めた。|イ・ヒョギュン、ナム・ユンホ記者 |
9番トラックは、IUがフィーチャリングを務めて話題を呼んでいる『歌ってください』。キム・テウとイ・ヒョソクが結成した作曲チームSoul Twinsと、ヒット作曲家のイダンヨプチャギによるコラボ曲で、パク・ジュニョン、デニー・アンのラップと、ユン・ゲサンの奇妙なナレーション、ソン・ホヨンとキム・テウのボーカルがIUの歌声と一緒に幻想的なハーモニーを演出する。
デニー・アンが作曲に参加した『僕は好き』も視線を引く。「時間が経っても、すべてが変わっても、これ以上ときめかなくても、最後まで君を愛していく」という歌詞と、ささやくように歌うソン・ホヨン&キム・テウのボーカルがgodらしい、ミディアムテンポの甘い楽曲だ。
2000年代の国民アイドルとして、今や末っ子メンバーのキム・テウが父親になっているほどの歳月を過ごしたgod。そんな彼らを紳士に例えた『紳士の品格』は、ヒップホップビートにウィットに富んだ歌詞が、成熟されているgodならではの味を引き出す。
最後の12番トラックは、今年の5月に完全体としてサプライズ的に発表し、godにしかできないバラードナンバーと評価されている『みにくいアヒルの子』だ。
残りの2曲は、『Saturday Night』と『僕たちが生きる物語』のインストルメンタルで収めた。
godの新譜「Chapter8」は、音源が公開されて早くもチャートを席巻し、8日午前8時を基準にして、MelOn、Mnet、Bugs、Soribada、genie、Cywold、Monkey3など7つのチャートではアルバムの全曲が首位を含む10位圏内にランクインして、爆発的な人気を証明した。同アルバムのCD盤は翌日の9日に発売される。
デビュー15周年を記念するコンサートは7月12日~13日の二日間、ソウル・蚕室(チャンシル)メインスタジアムの補助競技場で開催され、過去100回の公演記録を持つ底力をもう一度再現する。
一方godは、今回のカムバックを決めた当時、コンサート以外の音楽番組やバラエティ番組出演はあえてしないことにしたが、チケット完売で公演に行けなくなり、テレビでも彼らの姿がみたいというファンらのリクエストが殺到して、現在放送活動を検討しているところだ。
THE FACT|パク・ソヨン記者