2NE1のBOMが麻薬密輸論議に包まれた中、所属事務所YGのヤン・ヒョンソク社長が釈明文を発表した。しかし、BOMを巡る疑惑はさらに膨らむ一方だ。|チェ・ジンソク記者

 

2NE1のBOM(31)が麻薬密輸容疑で議論される中、所属事務所のYGエンターテイメント側が釈明に乗り出した。社長のヤン・ヒョンソクが直接釈明文を発表したが、疑惑はさらに大きくなる一方だ。


●なぜYGの公式立場ではなく、ヤン社長の釈明なのか?
こんな事件が発生するとほとんどの場合、所属事務所が会社の名前で公式プレスリリースを発表して、事務所の立場をはっきりとするのが一般的だ。だがBOMの件に関しては、ヤン社長が直接釈明文を残した。「いきなり浮上した誤解」という表現を使った釈明文は、BOMの過去の個人史まで取り上げて彼女の無実を主張している。「YGのすべてのスタッフはもちろん、2NE1のメンバーでさえ全く知らなかった内容だ」とヤン社長本人が責任を取る姿勢を示した。事件の当事者が直接過去の話を打ち明けるより、ヤン社長が第3者の立場で明らかにするのが信頼度が上がると判断したようだ。


●検察の手抜き捜査疑惑については、なぜ口をつぐむのか?
ヤン・ヒョンソク社長は、自身だけが知っていたBOMの過去のことを打ち明けながら「BOMは、幼い年では手に負えない衝撃と悲しみに陥って、大変な時期を過ごした。何年も精神科のカウンセリングや心理療法を並行したし、アメリカの有名な大学病院から正式に処方した薬を服用してきた」と説明した。
また、「BOMは4年前までアメリカの大学病院で(薬を)処方してもらったが、忙しいスケジュールでアメリカに行くことができなくなると、BOMの母親と祖母が同じ病院で処方した薬を郵便で送った。この過程で、国内で禁止されている薬品が税関で問題になったのだ。アメリカの大学病院側からBOMのここ数年間の診断書や診療記録処方箋などを受け取って、捜査の過程で提出した。BOMに関するすべての情況と証拠が認められて、彼女に関する捜査が終わったわけだ」と付け加えた。


しかし、最初に報道したメディアの主な主張は“手抜き捜査疑惑”だった。通常、問題になったアンフェタミン密輸犯については、初犯であっても拘束捜査が原則。同媒体も立件すらしなかったことを取り上げながら、「麻薬犯を立件した後、起訴猶予の処分を下す場合はあるが、立件自体を行っていないケースは今までなかった」と指摘した。これに対するヤン社長の「真実」は釈明文のどこにも見当たらない。ただ「すべての情況と証拠が認められた」という言葉だけだ。また、米国では、本人でなく代理人を通じての処方が可能かどうか、BOMに処方箋をあげた病院は一体どの病院なのか、疑問はさらに大きくなる。


●受取住所と名前をなぜ本人でなく、親戚のものにしたのか?
ヤン社長は「薬の成分が何なのか、正確に知って飲む人が一体何人いるだろうか」という質問を投げながら、BOMの麻薬スキャンダルを“無知によるミス”で誤魔化そうとした。
「BOMの場合、アメリカで数年間飲んでいた薬が国内にはないと知っていただけで、それが輸入禁止品である事実は認知していなかったようだ」と推測した。しかし、本当に薬の成分を知らなかったら、郵便物の受取住所を自身の家ではなく、親戚の家と名前に変更した理由があったのだろうか。


●なぜBOMは摘発した後、立件捜査すらされなかったのか?
BOMは去る2010年10月12日、国際宅配便郵便を利用して麻薬の一種であるアンフェタミン82錠を密輸入しようとしたが、摘発された。当時BOMは自身のソウル宿所を急襲した検察の捜査官に犯行のすべてを自白したが、麻薬密輸入犯としては例外的に「立件猶予」を宣告された。
一般的に麻薬密輸犯は拘束捜査が行われるはずだが、BOMは立件すらされなかった。複数の関係者は、「理解できない状況だ」と明らかにしている。


[THE FACT|パク・ソヨン記者]

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