先日23日から25日の三日間、ソウル・オリンピック公園内の体操競技場で、ボーイズグループEXOの初単独コンサート「EXO FROM. EXOPLANET #1-THE LOST PLANET-」が開催された。|© SM Entertainment |
[スポーツソウルドットコム|パク・ソヨン記者] 「We are One! EXO愛しよう!」
デビュー2年で挑んだ初の単独コンサートで、なんと4万2千人のファンが世界から集まった。一回当たり1万4千人が公演場の全席を埋めた。最終日公演では、チケットを買えなかった3千人以上のファンが集まり、公演もようをライブ中継するために屋外スクリーンまで設置した。EXOは初の単独コンサートで、なぜ自分たちが「グローバルアイドル」であるかを、確実に証明した。
25日午後、ソウル・オリンピック公園内にある体操競技場で、EXOの初の単独コンサート「EXO FROM. EXOPLANET #1-THE LOST PLANET-」のソウル最終公演が開かれた。開演が近づくと、体操競技場は空席一つなく埋め尽くされた。EXOは、これまで体操競技場でコンサートを開いた先輩歌手たちのファン層を越える底力を見せながら、1万4千ファンたちの期待を一身に受けた。
EXOは全3日間の公演で4万2千人のファンを動員させた。|© SM Entertainment |
公演直前、ファンの歓声が大きくなってきた。まだステージにはEXOが登場していない。所属事務所であるSMエンターテイメントのイ・スマン会長が2階席に姿を現して、ファンたちが「EXOの父」を熱く迎えたのだ。イ・スマン会長は席から立ち上がって、歓声してくれるEXOファンにお辞儀をして、ファンは「イ・スマン!」と連呼しながら家族のような雰囲気を演出した。
いよいよ公演がスタート。大型スクリーンからEXOメンバーたが一人ずつ紹介され、11人のメンバーたちは、狼のように溢れるカリスマと男性美を吹きだした。メンバーたちは、スクリーンから飛び出してくるかのようにステージに登場。現場を一気に圧倒した。ステージの上に堂々と立つ、スホ、カイ、チャンヨル、ベクヒョン、チェン、ディオ、セフン、ルハン、レイ、タオ、シウミンの姿に、ファンは一斉に喉が裂けるほど歓声を上げた。
デビュー曲の『MAMA』をオープニングに、『Let out the beast』『Moonlight』のステージが続いた後、メンバーらはマイクを手にしてファンにあいさつした。シウミンは「みなさんの熱気のおかげでメンバー全員はもう汗びっしょりです!」と笑顔をみせ、タオは「みんな!今日は思い切って楽しもう!」と叫び、ファンを熱狂させた。ペクヒョンとレイは「今日のみなさんは、本当にかわいい!」と感嘆し、ディオは「EXO、これから始めます!」声をあげた。
リーダーのスホは、「みなさん、僕たちは一つです!」と意味深長なことばを叫んだ。リーダーの頼もしいコメントに、ファンらは熱烈な歓呼と支持の声をあげた。
となりに並んだメンバーらも、公演最終日を見事に締めくくるつもりで真剣なまなざしをみせた。
カイ、ベクヒョン、チャンヨル、シウミン、セフン(時計回り)が、それぞれの魅力を誇示した。|© SM Entertainment |
リーダーの言葉のように、公演はクリスの空席が感じられないほどメンバーの11人と1万4千人のファンが一つとなった。客席に「宝物」を隠しておいたというメンバーらは、一人の女性ファンをステージに招いて、ダンスバトル形式のパフォーマンスを披露。ファンを熱狂させた。また、先輩グループのSUPER JUNIORのヒット曲『SORRY, SORRY』、SHINeeの『Ring Ding Dong』、少女時代の『GENIE』『Gee』などのサビの部分振り付けを披露して、現場を沸かせた。
そしてEXOコンサートとの白眉とも言える個別&完全体のステージは圧巻、そのものだった。メンバーたちは、11人11色のステージを用意し、レイは椅子でパフォーマンスを、チャンヨルはドラム演奏、ロッカーに変身したチェン、セフンのソロダンス、ディオのバラード、ペクヒョンのピアノ演奏、シウミンのカリスマパフォーマンス、ルハンの中国語の歌、スホのプロポーズ、タオの武術パフォーマンス、カイの幻想的なソロダンスなど、それぞれの魅力がぎっしりと詰めた特別なステージを披露した。
EXOを代表する曲となった『Wolf』と『Growl』のステージになると、会場のボルテージは最高潮に達した。まるで狼男のように扮したメンバーたちは、本当の公演が今始まったかのように情熱的なパフォーマンスを繰り広げた。体は汗まみれになったものの、EXOはこの幸せな瞬間を味わう嬉しい顔をみせた。
EXOのディオ、レイ、タオ、スホ、チェン、ルハン(時計回り)が、華麗なソロステージを披露した。|© SM Entertainment |
そして最後の曲『Lucky』を残して、EXOは3時間をともにしてくれたファンらに感謝の気持ちを伝えた。
スホはメンバーらの名前を一人ずつ呼びながら「みんながいるからEXOがいられるし、ファンの方がいるからEXOもいます!僕たちは一つです!」と大きく叫んだ。
タオは、「EXOは大変なことがあっても、メンバーたちがいて、またファンのみなさんがいて、僕たちを助けてくださる方がたくさんいらっしゃるので、絶対あきらめず永遠に一緒にいます!」と語った。
シウミンは「みなさんのおかげで、こんなに楽しい時間を過ごすことができました!」と感激した。
ベクヒョンはファンに向かって「君は僕のものだよ!」と執着(?)して、ファンを微笑ませた。
チェンは、1万4千人が持っている「これからがスタートだ!」というプラカードを見て「本当に感動です!この感謝の気持ちを一生大事にします!」と喜んだ。
カイは「ファンと一緒できるステージで、本当に幸せです!EXOを愛してくださる方がたった一人しかいないとしても、EXOはいつまでもEXOで、EXOのメンバー・カイでありたいです!」目を光らせた。
ルハンは、「これからはもっとすてきな姿をお見せします!」と約束し、
レイは、「今回のコンサートには未練が残りますね」と言いながらもファンの声援に感動した。
ディオは「EXOはこれから始まりだと言いましたよね?EXOは苦しまないです!僕らは本当に幸せです!」と笑顔を浮かべた。
EXOがデビュー以来初めて挑んだ単独コンサートは、計4万2千人のファンを集めながら大盛況のうちに幕を閉じた。|© SM Entertainment |
そしてチャンヨルは、しばらく客席を見つめると、つい目頭を赤くした。「この3日間、本当に幸せでした。本当にやりたかった単独コンサートだったし、メンバーらとファンのみなさんと深く共感することができて本当に良かったと思います」と打ち明け、熱い拍手に包まれた。
セフンは海外ファンのために、英語、日本語、中国語、タイ語、フィリピン語などの多様な言語で「愛しているよ!」と気持ちを伝えた。
この日EXOは全31曲を披露し、初めての単独コンサートを大成功に収めた。3時間に及んだ公演は「どうしてEXOなのか?」を明らかにしてくれるものだった。