SBSの新水木ドラマ「君たちは包囲された」が初放送から視聴者たちの支持を得るのかに関心が集まっている。｜©HBエンターテイメント

[スポーツソウルドットコム｜イ・ゴンヒ記者] チャ・スンウォン（44）、イ・スンギ（27）コ・アラ（24、Ara）などのカラフルなラインナップで、企画段階から注目を浴びたSBS新水木ドラマ「君たちは包囲された」が7日午後、ついにそのベールを脱ぐ。競争ドラマであるMBCの「改過遷善」とKBS2TVの「ゴールデンクロス」がチャンネルの主導権を握らなかった中で、「君たちは包囲された」が視聴者たちを魅了することができるかに関心が集まっている。

イ・スンギ（左）とチャ・スンウォンのカリスマ対決が最大の見どころになる見込みだ。｜キム・スルギインターン記者

◆チャ・スンウォンvsイ・スンギ、カリスマ対決の勝者は？

チャ・スンウォンはMBC「最高の愛」以後4年ぶりに、イ・スンギは昨年MBCの「九家の書」以来、初めてのドラマ出演になる。チャ・スンウォンは伝説的な捜査官で強力班のチーム長であるソ・パンソク役を、イ・スンギはIQ150の警官ウン・デグ役を演じる。

二人とも前作で爆発的な人気を得たことがある。また、劇中の二人はウン・デグの母の死に関する事件に絡んでいる関係。二人の秘密が明らかになっていくストーリーの展開にチャ・スンウォンとイ・スンギのカリスマ対決を見るのが、同ドラマをさらにおもしろく楽しむ方法。

「君たちは包囲された」のオ・スソン役（上）と「応答せよ1994」のソン・ナジョン役をコ・アラがどのように差別化するのかが関心を集めている。｜「君たちは包囲された」のティーザー映像、tvN「応答せよ1994」

◆コ・アラ（Ara）の宿題、前作との差別化

昨年tvN「応答せよ1994」で活気に満ちた大学生ソン・ナジョン役を演じ、大きな愛を受けたコ・アラ（Ara）は次期作として同ドラマを選んだ。コ・アラが引き受けた役は、公務員になることを目標に7回の挑戦の末、警察公務員に合格したオ・スソン役。オ・スソンは、根性が強くて不正への怒りを我慢できない人物。愛嬌もなく、時には図々しい面も見せる。

コ・アラが「君たちは包囲された」のオ・スソン役に決定された際、一部の視聴者たちはソン・ナジョンと似たようなキャラクターではないかという疑問や心配を表した。しかし、コ・アラは、先月30日に開かれた制作発表会で「似ている面があるのは事実だが、生きてきた家庭環境や細部的な面では明らかに異なっている」と話した。果たして彼女の言葉通りにオ・スソンとソン・ナジョンをどのように差別化して表現するのか注目される。

「君たちは包囲された」は、出演者の活躍で既存の捜査ドラマとは違う面を見せることができるか｜キム・スルギインターン記者

◆新入警察の成長ストーリー、捜査物の固定観念から脱皮できるのか？

「君たちは包囲された」は刑事ドラマというより、刑事になりたいという願望がなかった４人の新入警察が伝説の捜査官ソ・パンソクに出会ってから成長していく姿を描く成長ドラマだ。そして、主人公たちのロマンスも欠かせない。つまり、犯人を探して事件を解決する捜査物とはそのジャンル自体が違うという話になる。

ストーリーの展開に必要な事件を大事にしながらも、犯人が誰であるかより新入警察たちがどのように事件を解決していくのかに重みを置いている。これは、ユ・インシク監督が制作発表会で言及した部分だ。そして、このような楽しみを注視してみるのも「君たちは包囲された」の観戦ポイント。

「星から来たあなた」以来、水木ドラマでは絶対強者がいなかった。「ゴールデンクロス」と「改過遷善」に続いて最も遅くスタートする「君たちは包囲された」が、初回から超豪華キャスティングを前面に出して水木ドラマの支配権を手に入れるのか。その結果は、7日午後の初放送で確認することができる。