不正融資と秘密資金造成疑惑を受けているKB国民銀行の東京支店で、最低2名の前職支店長が、不正融資に連累されていることが知らされ、検察が捜査に乗り出した。|スポーツソウルドットコムDB

 

[スポーツソウルドットコム|パク・ジヘ記者] 1000億ウォン(約96億円)台の不正融資と秘密資金造成の疑惑を受けているKB国民銀行の東京支店に、少なくとも2人の元支店長が不当融資に関与したとされ、検察が捜査に乗り出した。


6日、金融界によると、ソウル・中央地検金融租税調査2部(キム・ボムギ部長検事)は、国民銀行の元専務のキム氏(56)が東京支店長として勤めていた2007~2009年に、融資書類を操作するなどの手口で、融資条件を満たさない企業へ巨額を貸した事実を確認した。キム氏は該当企業が所有する同じ建物を担保にして、数回に及び融資を行うなど、担保の対象不動産の価値を融資額に合わせて書類に記載し、140億円(当時の為替レートを基準として約1500億ウォン)相当の不正融資を行った疑いを受けている。


さらに検察は、キム氏の後任東京支店長となったイ氏(57)と福祉店長のアン氏(53)が2007年から昨年まで、東京支店で5000億ウォン(約481億円)以上の不正融資を犯したとみている。検察は、その不正融資を共謀した疑いを受けている従業員ヤン氏とともに、キム氏を在宅起訴する方針だ。


また、イ氏は、一緒に起訴されたホン氏(52)から9000万ウォン(約860万円)の裏金を受け取った疑いが確認された。検察はP社の社員オ氏(47、在宅起訴)が国内に密搬入した1億6000万円(約16億1000万ウォン)のうちの一部が、イ氏などに流れた事実を確認し、借主であるP社代表のA氏を国内に送還するために、日本の捜査当局と司法共助に出た。


検察は、彼らが不正融資の見返りとしてリベートを受け取り、秘密資金を造成した可能性があるとみて、資金の流れを追跡する方針だ。

 

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