24日、韓国の国土交通部の発表によると、昨年の自己認証適合調査で、現代自動車の「SANTAFE MD R2.0 2WD」と双竜(サンヨン)自動車の「Korandoスポーツ4WD AT6」が燃費不適合判定を受けた。これにより、現代自動車はSANTAFE購入消費者に100億円台の金額を補償することが分かった。写真はSANTAFE MD。|提供 現代自動車のホームページ |
[スポーツソウルドットコム|シン・ジンファンインターン記者] 現代自動車が、北米に続き、韓国でも“燃費水増し”疑惑が提起され、消費者に100億円台の金額を補償する可能性が高まった。
24日、韓国の国土交通部によると、昨年の自己認証適合調査で現代自動車の「SANTAFE DM R2.0 2WD」は、双竜(サンヨン)自動車の「Korando スポーツ 4WD AT6」とともに燃費不適合判定を受けた。
現代自動車が国土部に申告したSANTAFE DMの燃費は14.4㎞/ℓ。しかし、国土部傘下の交通安全公団が測定した実際の燃費は、許容誤差範囲の5%をはるかに超える10%も低いことが分かった。
しかし現代自動車は、産業通商部の調査では問題がなかったという点を挙げ、国土部の今回の燃費不適合判定に異議を提起した状態。現代車動車は、「産業通商部の調査では問題がなかった。国土部の調査が、昨年販売された車のうちの1台をランダムに購入して測定したため、測定エラーが出る可能性がある」と主張しながら、3台を測定して平均を出すことを提案した。
国土部は、現代自動車が要求した測定方法を受け取り、最近、燃費再調査に着手。来月末ごろに調査結果が出る予定だ。政府の再調査で“燃費不適合”判定が最終的に確定される場合、現代自動車は自社のSANTAFE DMを購入した約9万人に100億円以上の金額を返済せざるを得ない。
現代自動車はすでに起亜自動車とともに、米国とカナダで“燃費水増し”の疑いで集団訴訟され、約500億円を補償することに合意した。双竜自動車も燃費を実際より水増しして膨らませたものと明らかになれば、現代車と同様に金銭的損害はもちろん、企業イメージの墜落も避けられない。
国土部は来月末と4月に、それぞれSANTAFE DMとKorandoスポーツの燃費再調査を行い、燃費の水増しがあったのかを厳密に検査する計画だ。