23日、韓国国土交通部がホームページを通じて公開した70の国内外航空会社の最新安全情報によると、エア・カナダ、アメリカン航空などが遅延・欠航率で最も高い数値を記録した。|提供 韓国空港公社 |
[スポーツソウルドットコム|経済チーム] エア・カナダが昨年韓国で発着した航空会社のうち、“遅延・欠航率”が最も高い航空会社であることが分かった。全日空(ANA)は遅延と欠航が0件で、最も低い遅延・欠航率を記録した。
23日、韓国の国土交通部はホームページを通じて、国内に就航している32カ国、70の国際航空会社の最新安全情報を発表した。それによると、エア・カナダ、アメリカン航空などが遅延・欠航率で最も高い数値を記録。エア・カナダは、357回のフライトのなかで8回の遅延や欠航が発生、遅延・欠航率2.24%で最下位を記録した。アメリカン航空も262回のフライトのうち、5回の遅延運航があって、遅延・欠航率1.91%を記録。
国内外の航空会社で遅延・欠航率が最も低いのは全日空とエアアジアだった。全日空は運航回数1198回のうち、遅延・欠航件数0件で遅延・欠航率0%を記録した。エアアジア、エミレーツ航空なども350件を超えるフライトで、遅延・欠航された件数が0件だった。
国内航空会社の中ではAir Busanが3450回の運航で遅延・欠航が発生した件数は2件にとどまり、遅延・欠航率0.06%を記録。大韓航空は4万4723回のフライトに52回の遅延で、遅延・欠航率0.12%を記録。アシアナ航空は3万3517回の運航のうち、66回の遅延や欠航が発生、遅延・欠航率は0.2%となった。
定時の発着が最も低い航空は、ESTARだった。ESTARは、総2121回の運航のうち、出発時間が1時間以上遅れたり、欠航されたりした回数が全部で15回で、遅延・欠航率が0.71%を記録した。
韓国国土部は、国際民間航空機関(ICAO)で発表した“航空安全上の懸念国”、米国の“安全2等級国家”、ヨーロッパ就航禁止航空会社(EUブラックリスト)も公開した。国土部は、該当航空会社について、国内の新規就航を制限したり、現在運航している場合にも一定期間(2年)内に改善されない場合は、運航を禁止する法令を用意する計画。
国土部の関係者は、「安全に関する情報をもとに事故履歴があったり、安全上の懸念国などに指定されたりした国の航空会社には、安全監督を一層強化して国民の安全上の懸念を減らしていく」と述べた。