14日、ソウル中央地方法院刑事24部(キム・ヨングァン部長判事)は、脱税・横領・背任容疑で起訴されたCJグループの会長李在賢(イ・ジェヒョン)氏に、懲役4年に罰金260億ウォン(約26億円)を言い渡した。ただし、裁判所は李氏の健康状態を考慮して、法廷拘束はしなかった。|ソウル中央地裁=チェ・ジンソク記者 |
[スポーツソウルドットコム|ソウル中央地裁=ファン・ジンヒ記者] 約160億円台の脱税・横領・背任の容疑で法廷に立ったCJグループ会長、李在賢(イ・ジェヒョン、54)氏が懲役4年に罰金260億ウォン(約26億円)の判決を言い渡された。
14日、ソウル中央地方法院刑事24部(キム・ヨングァン部長判事)は、李氏に懲役4年と罰金260億ウォンを宣告した。ただし、裁判所は、李氏の健康状態を考慮して法廷拘束は実行しなかった。
裁判所は、「遵法精神は企業経営において最も基本的かつ最も重要な原則」と強調した上、「脱税は国家の租税正義を毀損する重大犯罪。また、被告は知能的かつ陰密な手口で秘密資金を造成した。したがって、厳しい処罰は避けられない」と判決理由を説明した。
李氏はCJグループの従業員と共謀して数百億円台の秘密資金を造成し、その過程で546億ウォン(約54億円)の脱税と法人資産719億ウォン(約72億円)の横領の疑いで拘束起訴された。また、東京にあるビル購入過程で会社に392億ウォン(約39億円)の損失を与えた疑いも受けている。
検察は当初、李氏の脱税・横領・背任額を2078億ウォンで起訴したが、審理期間中に控訴状を変更し、李氏による被害額を1657億ウォンに変えて懲役6年を求刑した。
同日、白いマスクに濃い灰色のコートを着て裁判所に出席した李氏は、判決直後の取材陣の質問には一切答えず、すぐ裁判所を去った。
裁判所の前でインタビューに応じた李氏の弁護人は、「一部の無罪の主張が受け入れられなくて残念だ」としながら「また準備して、控訴審に臨んでいく」と述べた。健康悪化を理由に拘束執行停止の許可を受けた李氏は、控訴審も不拘束状態で裁判を受ける見通しだ。